
今日は18:38に太陽が牡羊座に入り《春分の日》となります。
この1年をかけて一周してきた太陽が牡羊座に入る瞬間は、二十四節気の春分の日となり、占星術では新しい1年のスタートとなる節目の時です。
春分はホロスコープでは「元旦のチャート」にあたるので、この春分図は今年1年の雰囲気や大枠の流れをあらわし、
特に夏至までの約3ヶ月の期間の過ごし方のヒントがあります。
前回のメッセージで、
『この春分のはじまりに向けて、新しい流れ(ステージ)へ移行期間中ではありますが、
もう古くなって窮屈になった服を脱ぎ捨てて、新しいステージに見合った洋服に着替えるように
或いは、いつの間にか大きく成長した植物(自分)をもうひと回りも2回りも大きな鉢に植え替えるように
ここまでのステージにあったものを取捨選択し直して手放し・整理・準備がそろそろ「仕上げ」の段階に入ってくるようなタイミングだと思います。
終わりになるものは終わっていき、新しくなるものは新しくなり・・
当たり前だと思ってきた関係性は次の段階へ変化し・・
どんどんシンプルになって仕上がった先には、根本からあり方が変わって、本来の自然な姿に還っていくような時です。』
と書いておりましたが、ここ1週間くらいの間に、こうした流れの変化がどんどん起きていたのではないでしょうか??
結論から言うと!みたいな感じになってしまいますが、
なんだかんだで、結構のところ2021年の全体像はこのまんまのメッセージな気がする春分図です。
なぜかというと「ねえ、神様、わざとなの??!!」というくらいに、星たちが滞在するハウスが前回の新月から変わらないんです・・笑
魚座エネルギーが極まって太陽が牡羊座に切り替わる、この春分の節目は毎年のように
泥の中から美しい蓮の花が咲いていくように、カオスから新しい生命が生まれ出るような時ですが、
今年の春分図を見ると太陽・金星・海王星ともに6ハウスにあります。
どうも2月から今回の春分のタイミングまでのここしばらくの間には、6ハウスのテーマが色濃くなっています。
次のステージである社会性(第7ハウス~第12ハウス)へ向かう準備を整えるハウスです。
また6ハウスのテーマは、オフィスなど仕事の環境や仕事の仕方、日常の暮らし方、役割(妻である、夫である、母親である、○○という肩書きや役職・・というような義務的、或いは献身的なもの)などもあらわします。
ここ最近のホロスコープ の流れと合わせて読み解けるのは、
「窮屈になった役割を卒業し、新しいアイデンティティ(本来の自然な姿でもある)を見出して、
より理想的な新天地へ向かうために日々の取り組みを改革する」という感じでしょうか。
価値観や生き方、仕事やパートナー、人間関係などにおいて、これまでの人生の土台になっていた役割ごと見直して(人によっては全部壊して!)
新たな生き方に創り直すための基礎工事にようやく着手できるようなタイミングとなりそうです。
コロナの影響下で、仕事の仕方や日常の動きが変わった方はもちろん多いかと思いますが、
長年にわたって取り組んできた仕事や役割を引退したり、転職・転校したり、引越しや新しいスキルを身につけるために学校へ入るなど、
これから、それぞれの《新天地》に向かうための動きがありそうです。
ここから向かう新天地は、
「もう本音(魂が望んでいること)しか生きられません!」という感じですから、
今年は無理をしていたこと、窮屈や退屈になっていたことは手放していきましょう。
魂が喜ぶ理想的な仕事の仕方や居心地の良い暮らし方を模索しながら、それを実現するために人生全体の構造を変革して整えていくことになりそうです。
8ハウス牡牛座の天王星と5ハウス水瓶座の土星のスクエア、4ハウス山羊座の冥王星の働きがもたらすのは、
もうこれ以上の成長が見込めなくなった古いステージや雁字搦めになっていた人間関係からの解放&卒業です。
「ここまで色々あったけれども、色々あったお陰でたくさん成長させてもらうことができました!ありがとう!!
ここからは、もう何にも邪魔されたくない!誰にも縛られたくない!私は自由に我が道を生きていくよ!!あばよ〜っ!!」
という感じですね。
散々紆余曲折して、葛藤しながら乗り越えてきて、色々やり切って、踏ん切りがついて、手放す&解放&完了&卒業を迎えた人から、
もっと自由に楽しんで人生を謳歌していくことのできる新天地へと、新たな可能性を追求しながら歩きはじめていけるでしょう。
そして双子座サインの月・ドラゴンヘッド・火星が9ハウスで並んで、水瓶座の土星&木星から応援を受けていますので、
夢や目標、新天地のビジョンがしっかり見えている方、理想郷にはまだまだ程遠い〜!と思う方も、
誰がなんと言おうと!情熱をもって、自分を信じて、我が道を歩き続ける意志と行動力を発揮しやすそう!ですし、
ハードルの高いことでも思い切ってチャレンジすることで、どんどん道が開きそうです。
逆に、まだ先でもいいかな〜とか、こんなもんかな〜とか、迷ったり先延ばしにしたり、妥協していると宇宙から背中を蹴飛ばされて、
「まだまだ、あなたのパワーと可能性は、そんなもんじゃないでしょ!!」と煽られそうですね。・・・笑

社会全体として見ると、2021年はアセンダントが天秤座、そして、ずっと年末まで牡牛座の天王星と水瓶座の土星の不動宮コンビのスクエアが続き、予期せぬ出来事や争乱に何度もさらされることを意味しますが、問題解決の鍵は動きの早い木星が握っています。
社会的にもコロナ禍は続いて、医療、公衆衛生の面だけではなく、労働、雇用の問題、セキュリティ(おそらくSNSやウェブ上の問題など)に焦点があたりながら、今年もまだまだ揺れ動きそうですね、、海外の動きや国の動き、世論の動きなどが交錯してあっちこっちに右往左往していきそうです。
台風や地震、感染症といった自然の脅威に何度もさらされ、人種や性別、地位や貧富といった不合理な差別への抗議が起こり、新しい法制度の確立、技術革新と旧制度のあいだでジレンマが生じることでしょう。
良いも悪いも、外圧がかからないと変われない日本ですが、私たち国民一人一人の心(感情的な想いも含めて)が、百姓一揆の打ちこわしのように社会全体を動かしていく可能性もありそうです。
全体の雰囲気は、悲壮感漂うというよりは、不安も先も見えないからこそ、開き直って楽しんじゃえ〜!!という勢いもありそうです。
通年、個人的には、理想や未来のビジョンを見据えてガンガン前進したい心と、うまくいくのだろうか・・どうしようかな・・というような不安や葛藤や迷いなどが起こりやすい配置でもあるなーと感じています。
自分にとって最善最良の答え(正解)は、自分の中にしかない!のですが、
『今だから』出せる答え、『今だから』取り組めることが、『今だから』やりたいことが、きっと1つや2つあるのではないでしょうか?
いずれにしても2021年は身も心も現実的な取り組みも含めて、人生丸ごと構造改革をしながら進んでいく1年となりますから、
なんと言っても今は、風の時代の入り口ですからね!
私は本格的には2024年に冥王星が水瓶座に入るまでは、風の時代の入り口時間だと思っています。
ここからの新しい時代への移行期間は、社会的にも個人的にも葛藤や痛みが伴うと思いますが、
成果や結果主義は卒業して、取り組むことで自分にどんな成長があるのか、どんな可能性が広がるのか!という
もっと本質的な真の価値を大事にして歩んでいけるといいのだろうと思います。
良いも悪いも全てを丸ごと受け入れて、紆余曲折、試行錯誤、葛藤することも丸ごと楽しんで、
与えられた人生を思いっきり愛して、しなやかに、逞しく、生きていく!!
というような姿勢が大切な2021年となりそうです。
皆さんの新天地への旅がますます素敵なものになりますように・・(о´∀`о)
新たな1年を楽しみましょう♪