17日 6:37頃に、月は山羊座で満月を迎えました。
新月の日蝕は日本では見ることができませんでしたが、今回の部分月蝕は、西日本(中国・四国地方より西の地域)では見られたようですね!
この満月はホロスコープでは、月が冥王星と重なり6ハウスに。(きっちりではないですが土星も重なります)
対岸の太陽は12ハウスで、こちらもゆるい角度ですが、ドラゴンヘッドと金星とが重なって、逆行している水星も19日には蟹座へ戻っていきます。
また、頂点には おうし座サインの天王星が重なっています。
この満月図にも表わされていますが、今月は《大きな変化(変容)やリセット・再生・リスタート》がテーマだと思っています。
ここで大きく 今後の生き方が変わる「きっかけ」となるような出来事が起きている方も少なくないと思います。
前回の新月の日蝕の時にも書きましたが、1年のうちに約2回ほど、およそ半年の間隔で起きる日蝕と月蝕は、
占星術上では、ここから約半年間~それ以上の時間へ影響を与える特別な新月と満月と捉えます。
私自身は、今年の蟹座や山羊座で起こっている日蝕や月蝕というのは、
今後半年間よりもっと長いスパン(土星が山羊座から水瓶座へと移る2020年末くらいまで)にまたがって影響するテーマを携えたものだと捉えていますから、
今起きている出来事や問題(課題)、もたらされている気づきや、新たな変化のキッカケというのは、
少し長期的なスパンでの「これからの未来」に繋がっていく大切な布石となっていく今だと捉えています。
そして、今、水星・土星・冥王星・木星・海王星と5つの天体が逆行していて、ドラゴンヘッドとキロンも逆行中で
今回の満月のテーマにあるのは、
「自分の生まれてきた目的(魂のミッション)」へ目覚めること。
いま、それぞれの人生(魂)のブループリントに沿うための軌道修正となるキッカケや、
その役目や配置につくための後押しとなるキッカケが様々な形でもたらされるタイミングだと感じています。
その現れは、人によって様々です。
病気や体調不良となって、大切なことに気づくキッカケを与えられる人もいるかもしれません。
辛く苦しい試練によって、カルマ(魂の宿題)を乗り超えて、本来の生き方へ目覚める後押しが来ている方もいるかもしれません。
引越しや転職や、生き方の方向転換によって、或いは、嬉しいニュースや良いチャンスが巡ってきて、あなたの魂のミッションへの新たな扉を開こうとしているかもしれません。
・・・もたらされているキッカケは人それぞれだと思いますが、どんな出来事も、
「自分の生まれてきた目的(魂のミッション)」へ目覚め、本当の自分として、魂のブループリントに沿った人生を生きることへと運んでくれます。

この夏至からの流れで、人によっては、ここしばらくの長期的な時間で取り組んできたこと(仕事や誰かとの関係性)に、一度大きくリセットをかけるよう促されている方もいるでしょうし、
ここまでの生き方や場所、関係性など過去の延長上にある古いレールの上を走り続けることを終わらせて、
新しいレールへと乗り換えるようなキッカケや出来事がもたらされている方もいらっしゃると思います。
(今はまだ、完全に乗り変わる前の準備期間・調整期間の方が多いと思います。)
また、今年に入ってからの様々な取り組みや目指して来たもの、つまりここまで生きてきた人生の段階が、
次のフェーズへともうひと段階の成長を迎える大切な移り変わりの時でもあります。
もう一度ここで自分自身と人生を見つめ直し、今ここから魂が望む方向に軌道修正できるチャンスの7月とも言い換えることができます。
今は、とても疲れやすくなったり、眠たくなったり、エネルギーが枯れるような感じがする方も多いかもしれません。
心身ともに揺れ動き、体調不良なども起こりやすい時ですが、古いエネルギーはデトックスされ、私たちの心に新たなエネルギーや新しい変化と可能性をもたらします。
今日まで、心の揺れ動きや起きてくる様々な出来事によって見えてきた「本音(魂の望み)」や気づき。
いま取り組む必要のある大切なチャレンジが何かを見つけたり、
もう一度見つめ直したり、仕切り直したり、改めて覚悟したり・・揺れ動きながらも次のステージへの準備も起きていると思います。
多くの主要な天体が逆行していることもあり、停滞感がある方もいらっしゃると思いますから、焦らずに!
心身や頭をゆっくり休めたり癒し養う時間も積極的にとりながら、今月の調整期間・準備期間・助走期間を有意義なものにしていけるといいですね!
この夏以降、ここから更に、多くの人にとって、変化や変革の大きな時となりそうです!!

ちょうど満月のタイミングに、とても素敵なカードのメッセージをいただいたので、皆さんにシェアしたいと思います!
(このカードは今回の満月チャートが表す解放の鍵となる木星のメッセージにとても近いなと思いました・・)
扉も付いていない、柵も消えかけている、鳥かごのようなものの中から外を伺っている鳥と、空高く自由に飛んでいる鳥たちが描かれている
このカードが出る時は、エサも水も与えられ、ある程度の身分も保障され、脅かされる心配もないかもしれませんが、
それが自由との引き換えで成り立っていることを理解してください!というメッセージです。
この鳥かごとは、庇護してくれる親の場合もあれば、会社や、現状を示す場合もあります。
いずれの場合も、雨風にさらされる心配がなく、現状も保障されているかもしれませんが、同時に自由も制限されています。
なにより、鳥かごの中から見える空の大きさ、空の景色と、翼を広げて羽ばたいた時に見えるものとは、恐らく全く違うものでしょう。
それを理解した上で、自分らしさを封印して、退屈だけれど外敵に襲われる心配のないかごの中を選ぶのか。
それとも、リスクを冒してでも、自由の天地を求め、志を共にする未来の仲間たちと大空を羽ばたくことを選ぶのか。
それは、あなたの自由意志に任せるほかありません。
というメッセージです。
OSHO禅タロット「水のペイジ : 理解(Understanding )」
このカードに描かれている鳥は、鳥かごのようなものの中から外を見ています。
しかし、それには扉もついていませんし、柵も消えかけています。
柵は幻想だったのです。
そして、他の鳥たちの優美さと自由、励ましによって、この小さな鳥はカゴから出てくるようにと呼びかけられています。
翼をひらき始め、まさに初めて飛び立とうとしています。
鳥かごは、これまでもずっと開かれたまま、空は私たちの冒険を待ち受けて、いつもそこにあったのだという
新しい理解の曙・・それは、はじめのうちは私たちをちょっと震えさせることもあるでしょう。
それでいいのです。震えてしまうのは自然なことなのです。
しかし、その震え(恐れ)のすぐそばに差し出されている軽やかさと冒険を体験する機会を曇らせてしまわぬようにしましょう。
この時期の甘美さと優しさと共に進みましょう。
内側の羽ばたきを感じてください。
自らの翼を広げ、自由になりましょう。
あなたは、牢獄から出ている、鳥かごから出ている。
あなたは翼を広げることができるのです。
そうすれば、空全体があなたのものです。
すべての星と月、そして太陽は、あなたのものです。
あなたは超えたものの蒼(あお)さの中へと、ひとつになることができる。
ただ、この鳥かごへの執着を落とし、鳥かごから出ていくだけで、空全体があなたのものになる。
翼を広げ、鷲のように、太陽を横切って飛ぶのです。
内なる空では、内なる世界では(魂にとっては)、自由にこそ最高の価値がある・・他のことは、すべて二の次です。
花は数え切れないほど無数にあるけれど、それらはすべて、自由という風土の中で咲くことができるのです。